この記事は ローカル Mac または MacCloud の専用物理インスタンス に OpenClaw を載せるエンジニア向けです。動かす → 長く動かす → クラウドと揃える の順で説明します。コマンドとバージョンは利用中の OpenClaw のリリースノートを優先し、ここでは macOS に沿ったベースラインを示します。

1. 対象と目標

CLI を常駐させつつ、ときどき GUI で切り分けたいなら macOS が最も滑らかです。公式ドキュメントの写経ではなく、パス、権限、デーモンを一度に整え、「ローカルでは動くのに SSH だと落ちる」を減らすことが狙いです。

2. 環境とアーキテクチャ

現行の安定版 macOS と Xcode Command Line Tools(xcode-select --install)を用意します。Apple Silicon ではバイナリが arm64 か、チームの Rosetta 方針と一致しているか確認してください。アーキテクチャ混在はクラッシュや dyld 失敗の典型原因です。

ヒント: MacCloud インスタンスでも同じチェックを。コンソールで SSH ユーザーとデータディスクのマウントを確認してから依存関係を入れるとパスハマりが減ります。

3. CLI のインストールと PATH

実行ファイルやパッケージマネージャのパスを ~/.zshrc~/.bash_profile に追記し、現在のシェルで source して検証します。昇格が必要なグローバルディレクトリへの配置は避けましょう。専用ベアメタルでセキュリティ境界を自分で持つ場合を除き、運用コストが上がります。

4. プライバシー、自動化、ヘッドレス

他アプリの操作や広いディスクアクセスが必要なら、システム設定 → プライバシーとセキュリティ でフルディスクアクセスや自動化など最小限を許可します。SSH のみのヘッドレスでは launchd を推奨:WorkingDirectory、標準出力/エラーのログ、適切な ThrottleInterval を書き、異常再起動で CPU を占有しないようにします。

5. MacCloud インスタンスとの連携

クラウドで同じ手順を繰り返すときは コンソール でネットワークとセキュリティグループを確認してください。秘密鍵をリポジトリに入れない。踏み台や短期クレデンシャルを使います。クラウド実践の詳細はシリーズの MacCloud での OpenClaw 運用 を参照してください。

6. リリース前チェックリスト

  • ローカルとクラウドの macOS / CPU アーキテクチャ の組み合わせは一致しているか?
  • which openclaw(または同等)はログインシェルと非対話 SSH で一致するか?
  • launchd と手動起動の両方で きれいに停止でき、ログに再起動ループはないか?
  • プライバシー許可は 初回プロンプトで必要最小限に済ませ、無人実行でダイアログが止まらないか?

インストールは第一歩に過ぎません。パイプラインやスケジュールに載せるときは GitHub Actions 連携自動化オーケストレーション を読み、トリガー、シークレット、可観測性を揃えてください。